フリマサイト機材での偽物の見分け方
2024年03月26日 06:00
ポッドキャストに限らず、配信のマイクやインターフェイス
レコーダーなど機材って結構高いですよね?
収益化出来ている人や経費で申請出来る人はまだしも、
個人で収益化が日本だと未だに難しいポッドキャスト配信者にオススメなのが
フリマサイトでの中古品の購入
筆者のKONも定価12500円のSHUREのSM58を
メルカリで5000円で購入し1年近く使用してきました。
しかしTwitterでこの情報を投稿した結果、
以下の様なRTがありました。
マイク、特に「SM58」は偽物がものすごい数、市場に流通しているので、中古を買う際はその辺注意が必要かと思います。挙げておられるメルカリの個体、「M」のロゴが違うように写真では見えるので、若干怪しいかなと…。
いきなりすみませんが、一応注意事項として補足です。 https://t.co/lRWIcjWT7x— シャーク鮫くん (@lno_glK) February 17, 2024
……え?これ偽物????
確かにロゴの部分『M』が本来は『|』直角に対して、
メルカリで購入したマイクは『/』横に広がっています。
赤い丸が本物。青い丸が偽物
またボディの色も本物は『黒』
偽物は『黒』と『銀』の混合カラー
SM58でボディーのカラーが『銀』のモデルも存在しますが、
『黒』と『銀』の混合カラーのSM58は存在しません!!
SM58は偽物も多く以下の様な判断方法がある様です。
・重量が254gと本物より56g軽い
筆者が購入したマイクは324gと本物よりもちょっと重め
・『M』のロゴで見分ける
これが出品時点で分かりやすいので、出品されているマイクを拡大してフォントを確認してみてください。
・XLRアウトプットのピンが金メッキ
はい、僕のも金でした。
・グリルを開けると、マイクの集音部分側先端に「TA CAUTION」で始まる注意書きのシールがある。
本物には、グリルを開けてもシールは貼られていません。
・マイク下部のコネクタ接続部分近くに、ネジ穴を含め穴が3つ(本物は2つ)
製造時期によっては穴が3つの物もあるそうです。僕の買った偽物は3つでした!
偽物のSM58はダイナミックマイクだけど壊れやすいとも言われています。
購入には注意しましょう。
今回の記事では、私と同じ様な人が今後生まれない為にも、
フリマサイト機材での偽物の見分け方をご紹介していきます。
①出品者の情報をチェックしてから買おう
・メルカリで偽物を売る出品者の評価が「残念だった」が多い
メルカリは取引終了後、購入者から評価が付く仕様のため、悪質な出品者は過去の評価が悪い場合が多いのです。
・『取引数の少ないアカウント』にも要注意
高額の取引1回でアカウント削除して逃げるようなアカウントも多いので、
取引数とコメントをチェックして安全な出品者か確認しましょう。
・同一商品の複数出品
同一のブランド品を販売している出品者は要注意。
偽ブランド品を在庫として大量に保有する業者の可能性が高いです。
上記のどれかを満たしている出品者の場合は高確率で地雷なので、
避けましょう。
また出品されている機材の詳細文に『ノークレームノーリターンでお願い致します』と書いてるのもアウトです。
こんな出品物は検討余地あり
①詳細文に『使用頻度』と『出品の背景』が記載されている
良い例『ゲーム配信のために購入したが配信を辞めたので出品します』
『リモート会議で使用していましたが、出社に切り替わり、リモート会議が無くなり邪魔になったので出品します』
②機材やセドリ出品している業者っぽくない
購入前に必ず出品者の評価数と出品している商品一覧を確認し、大丈夫と判断してから購入してください。
最後にマイクを中古で買う時に気を付ける事としては、
ダイナミックマイクは良いけど、コンデンサーマイクは中古品に注意が必要!
ダイナミックマイクはコイルと磁石というシンプルな構造のため、耐久性の高いマイクです。多少の衝撃では壊れません。
しかしコンデンサーマイクは衝撃に弱く、湿気についても気を使う必要があります。
輸送時の衝撃や長時間放置されて、故障している可能性もあるので注意しましょう。
音質はどうなのか?
今回僕は購入したSHUREのSM58ですが、
1年問題無く使えていて音質も全く問題ありませんでした。
『ポッドキャストが出来るまで』という番組を配信していますが、
偽物のSM58で録音した音声です。