ポッドキャストに最適なBGMの定義とは

2023年11月1日 08:00

最後に10年以上ラジオ・ポッドキャストを制作してきた、
音声コンテンツ制作のプロが
ポッドキャストに最適なBGMの定義をご紹介します。

喋ってる人の声とBGMの音量バランス

喋っている音声に対して-10〜-15dbがベスト

まずはKONが行なっている編集時の発話者とBGMの音量ですが
喋っている音声データはハードリミッターで最大-15dbに設定。

それに対してBGMはレベルメーターで見た時に
-33がピークで平均して-36になっている状態をキープ

その後、音声ファイルを1本化した後に
ラウドネス一致を行い音量を各配信サイトの納品規定に合わせた大きさにしています。

選んではいけない4つのBGM要素

①楽器の数が多すぎない
ギターが目立つ楽曲やLRで違う音がある(モノラル)などの楽曲は正直BGMには向いて無いです。

②途中で急に静かになったり、無音になる楽曲
4つ打ちの楽曲の中には
最初は静か⇨だんだんと盛り上がり、途中でいきなり無音になる瞬間⇨盛り上がる部分⇨落ち着いたアウトロ
みたいな楽曲だとBGMには向いていません。
(下記画像のような波形の楽曲)

突然の無音はリスナーに対してのインパクトが高いので、
話を強調したい時やBGMの切り替わり時にのみ使用し、
頻繁に無音になるBGMは避けましょう

③フェードアウトで終わる楽曲
途中でフェードアウトして楽曲切り替えがオーソドックスなBGMの入れ替え方法ですが
番組の最後で使う楽曲などではフェードアウトで終わる楽曲よりも
カットアウトなどで終わる楽曲の方が収まりが良いです。

④歌声(ハミングなど)が入っている楽曲
人の喋ってる後ろで誰かの歌声が聞こえるBGMは避けましょう。
アーティストのやっているラジオ番組のOPやEDでしか許されません。

 

こちらを参考にBGMをよりよいものにしてみてください!

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